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猫が教えてくれたこと

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2017年11月19日に映画「猫が教えてくれたこと」を観賞しました。
銀座にある昔ながらの映画館です。
ポップコーンも飲み物も入口兼売店で販売、ひな壇状になっておらず前の人がいると頭とスクリーンが重なるなど昔ながらの構造です。

猫が教えてくれたことの撮影地はトルコのイスタンブールです。
この映画は今までの映画とコンセプトも撮影方法も異なります。
映画のシーンにマルチコプター(ドローン)を使用したであろうシーンが沢山でてきます。そして、配信元がYouTubeRed(YouTubeの定額サービス)でした。
猫映画は公開する映画館も少なく、マイナーな映画館で上映することが多々ありますが、YouTubeが関わっているとは驚きです。

撮影地となるイスタンブールはアジアとヨーロッパの境目ですが、イスラム教の色が強く、映画にも宗教観を話しているというシーンがチラホラありました。
「人は神の代理人である。」、そして「犬は人が神だと思っているが、猫は人が神の代理人だという事を知っているようだ。」という台詞がありました。

岩合光昭の世界ネコ歩きでもイスタンブールの猫が出てきましたが、ここで出演しているのは別の猫でした。
イスラム教色が強く、昔ながらの風景が似合うイスタンブールも、立ち退きが迫り、その後はビル群になることが決まっている古い市場にいる猫の話がありました。
昔ながらの風景が残っているうちにイスタンブールには是非行ってみたいですね(´∀`)

そんなわけで、イスラム教の宗教観が分かりつつ、イスタンブールの複数の猫が沢山出てきたこの映画には★5つをあげたいと思います( ̄∇ ̄)ノ♪

岩合光昭の劇場版世界ネコ歩き

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2017年10月21日に「岩合光昭の劇場版世界ネコ歩き」を鑑賞しました。
封切り日かつ放映後に舞台挨拶付きとなる会場でした。
青森のりんご農家の畑に住み着いている猫の他、イスタンブールなど世界各国の猫たちを撮影し、猫好きには目が離せない映画です。

この映画を見て、青森のりんご農家の畑に住み着いたコトラ家族の猫たちは、自然界の厳しさもありながらイキイキと暮らしてるなと思いました。
子猫たちは広大な畑やりんごの木を全速力で走り回り、遊びます。
ネズミが出れば、狩りをし、捕まえて食べます。
そして、母猫は、子猫を育てて半年を過ぎ、新たな命が宿る頃に、りんご農家の縄張りから離れ、別の場所に移動して出産します。
住み慣れた土地を子供たちに受け渡し、生命を繋いでいく姿は正に猫本来の姿でした。

イスタンブールでは、昔ながらの商店や市場に住み着いている猫にフォーカスし、撮影していました。
この後の記事の「猫が教えてくれたこと」の映画にも繋がりますが、イスタンブールと猫は本当にマッチする。
鉄の鳥が嫌いなので、外国にはあまり行きたくない気持ちの方が大きいのですが、イスタンブールにはいつか猫目当てで観光してみたくなりました(´∀`)

ちなみに、映画終了後の舞台挨拶では岩合光昭さんとナレーション担当の吉岡里帆さんによるトークがありました。
吉岡里帆さんは入場した際に階段で靴が脱げてしまうと言うハプニング(?)も発生しました。結構高めのハイヒールを履いてたからですかな?
リアル岩合光昭さんを見て思ったのが、結構ガタイが良く、顔黒でした。
プロ用のカメラを持って世界を渡り歩いてるくらいなので、それくらいの体力が必要なんだろうなとつくづく感じた次第です。

そんなわけで、イキイキとした猫やほんわかとした猫が多数出演したこの映画には★5つをあげたいと思います( ̄∇ ̄)ノ♪

ボブという名の猫

8月末になりますが、ボブという名の猫の映画を見てきました。
ボブという名の猫(原題:A Street Cat Named Bob)はイギリスのロンドンでホームレスとストリートミュージシャンをしていた男性を題材としたノンフィクション作品です。

ミュージシャンの夢をかなえる為にロンドンへやってきたものの、当たらず、ストリートミュージシャンとして小銭を稼いでいる青年ジェームズ。
ときにヘロインに溺れながら自暴自棄の生活を送っている中、薬物のソーシャルワーカーに助けられ無償の公営アパートへ住めることになりました。
そんな公営アパートの部屋に開いた窓から忍び込んできたのが、後にボブと名付けられる野良猫。
映画のボブは実は本人…ならず本猫(本ニャン?)が出演しているとな!

家の外に逃がしても付いてくるボブにどうすることもなく、一緒にストリート・ミュージックをしていたところ、人が集まるようになりました。
しかし、演奏中のトラブルで喧嘩に巻き込まれ、それが原因でロンドン市内で演奏ができなくなってしまいました。
その後、ビッグイシューの販売員となり、人気を集めるも、他の販売員の嫉妬やトラブルに巻き込まれ一ヶ月の販売停止処分に巻き込まれます。
再びどん底な状態になりますが、それを乗り越えていくストーリーです。

この映画を見た感想はボブたんかわええ(´∀`)
…というのもありますが、舞台がロンドンということで、2ヶ月間語学研修でイギリスに行っていた身としては懐かしい場所が色々と写っていました。
二階建てバスやロンドン交通博物館を見たときには懐かしい研修時代の週末を思い出すほど感動。
そして、canを「カン」と発音するイギリス英語にも懐かしさを覚えました。
またイギリス行ってみたいですね~。

そんなわけで、イギリス英語を使用し、懐かしいロンドンの光景を思い出すことができ、本猫が本猫役で出演しているこの映画には★5つをあげたいと思います( ̄∇ ̄)ノ♪

メン・イン・キャット

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今年最後の猫映画となるであろうメン・イン・キャットを11/26(土)に見てきました。
メン・イン・キャットはメン・イン・ブラックの監督の作品で、邦題にはメン・イン・キャットと命名されてますが、英語の原題はNINE LIVESです。
「A cat has nine lives.」で「猫には命が九つあり容易には死なない。」という意味があるようです。

映画のストーリーは、仕事一筋なゴーマン社長が、自身の名を残したい為に建設中の工事現場へ立ち寄った際に、アクシデントが発生し、娘の誕生日プレゼントとして購入した猫と一緒に落下したことで猫に入れ替わり、人間に戻るまでのストーリです。

冒頭のナレーションではYouTubeで見たことがある猫のおもしろ映像が使われていたり、猫好き向けの映画でした。
猫嫌いの社長は、猫が欲しいという娘の提案を回避すべく、部下にアイデアを求めて会議を開催しますが、部下が猫の島で有名な「タシロジマ(田代島)」を提案していてビックリ。
それにも関わらず、メン・イン・キャットの上映館は全国で25館しかなく、公式サイトでの北海道・東北エリアの上映場所は札幌のみ。
実によろしくないです。

メン・イン・キャットの主演猫はサイベリアンフォレストキャット(ロシア産の長毛種)で、6匹で1役を演じてるようです。
猫侍も3匹の白猫が1役だったので、動物主演の映画は大変ですね。

猫になっている間に悪い部下が会社を乗っ取ろうとするのを防ぐため、色々と猫の姿で頑張るのですが、コメディーですので、細かいツッコミは省略で。

前述の通り、上映している映画館が限られますし、早めに上映が終わってしまう可能性がありますので、興味のある猫好きの方は早めにお近くの映画館で鑑賞して下さい。

そんなわけで、ふさふさニャンコが主演したということで、この映画には★5つをあげたいと思います( ̄∇ ̄)ノ♪

ルドルフとイッパイアッテナ

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今年は猫映画が微妙に多い年でしたね。
貞子vs伽倻子の黒ニャンコ出演シーンが無駄に少なかった不満が溜まってたので、2016年8月に、黒ニャンコが沢山でると噂があったルドルフとイッパイアッテナを見てきました。
そのときのレビューとなります。

この映画は家で飼われていた黒猫のルドルフがひょんなことから家の外にでたときに、パニックになって逃げ込んでしまったトラックに連れられて、東京都江戸川区北小岩(京成線北側)まで移動してしまったことから始まります。
岐阜の町並みから変わって見えるのは東京スカイツリー。
面倒見の良いトラ猫のイッパイアッテナに見つけられ、野良猫として生きていく方法を教わります。
イッパイアッテナはひらがな、カタカナ、漢字を読むことができ図鑑を読むことができるレベルまで教養があります。
感銘を受けたルドルフもイッパイアッテナから文字を教わります。
ある日、テレビを見ていたルドルフは甲子園の対戦校紹介のシーンで放送された内容から岐阜から来たことを知ります。
イッパイアッテナはヒッチハイクの方法を教え、ルドルフは東京から岐阜まで移動することに成功します。
しかし、辿り着いた家には、ルドルフと母猫が同じオスの黒猫、すなわち弟の黒猫が二代目ルドルフとして飼われていました。
自分の居場所がないと分かったルドルフは、以前に連れて行かれた同じトラックを見つけ、再び東京に戻ります。

ルドルフ以外の登場猫物は端折って説明しましたが、こんな感じのお話でした。
イッパイアッテナの由来は、ルドルフがトラ猫に名を尋ねたときに、「(名前は)いっぱいあってな」と返答したのを、ルドルフが「イッパイアッテナ」という名前だと勘違いしたからです。
ルドルフと同様、イッパイアッテナも元々は飼猫でした。

映画が始まるまで外国アニメだと勘違いしてたのですが、児童文学作品が原作の日本のアニメだったんですね。
アニメと言いつつも、実際の映像を取り込みつつ、そこに3G CGで描いたような作品でした。
ルドルフの元の家については悲しいお話となりましたが、一応ハッピーエンドにはなってました。

ただ、色々つっこみたい場所があると言えば…

飼い主が仕事でアメリカに行くことになり、連れて行けないので、イッパイアッテナに文字を教えた設定になってますが、飼猫に文字を教える努力ができるなら里親に出すと言う方法はn(ry
ルドルフとイッパイアッテナがおねだりし、小学校のクマ先生(内田先生)に校内へ入れて貰った後、上の階まで上がり、更には図書館のドアをあけるようにおねだりしますが、猫を図書館に入れるというかなり大胆な先生がいるもんだと(ry
当初、猛犬のブルドックとして出演するデビルが落ちた敷地内の池は犬が立てない程深いけど、普通犬が飼われているエリアにある池はそんなに深くn(ry
電柱のてっぺんにある電線が何本も描かれておりましたが、三相交流であの本数はおかしいだろうと指摘をs(ry

まあ、こまけえことはいいんだよ(AA略)と言うことで。

文字が書ける黒ニャンコが主演したということで、この映画には★5つをあげたいと思います( ̄∇ ̄)ノ♪

映画「猫侍」

白猫のシーンが沢山ある映画「猫侍劇場版」を先日見てきました。
鳴き声といい、白猫のシーンといいたまらん映画でした(* ´Д`*)=3

以下にあらすじとレビューを記載しております。まだ映画を見てないという方はご自分のご判断で画面をそっと閉じたり、ねじったりして頂ますようお願い致しますm(_ _)m

猫侍は元加賀藩剣術指南役で奉公していた斑目久太郎(まだらめきゅうたろう)という主人公が奉公先をリストラされ、妻子を置いて単身江戸に向かい、その江戸でのお話としてストーリが進みます。
新しい奉公先を探すものの見つからず、傘張りをしながら小金を稼ぎ、ギリギリの生活をしています。

そんな中、凄腕の剣客の噂を聞きつけた犬を大切にしている米沢一家の若頭が、猫が好きで敵対している相川一家が溺愛している愛猫を暗殺して欲しいと依頼に来ます。
生活に困窮していた斑目久太郎(まだらめきゅうたろう)は大金の報酬につられて依頼を引き受けますが、いざ白猫の玉之丞(たまのじょう)を目の前にすると打ち取れず、切った首輪と血痕(偽装する為の斑目久太郎の血?)を残し、白猫を持って帰ってしまいます。
その後、玉之丞を逃がそうとしますが、何度逃しても玉之丞は斑目久太郎長屋に戻ってきてしまいます。
ときにイタズラをする玉之丞を人気がない山あいの神社まで連れて行き、煮干しと共に逃しますが、大雨が降った翌朝に斑目久太郎の枕元まで戻ってきたのを見て、心を許してしまいます。

猫好きな相川家の猫番だったのに、犬好きな米沢家の犬番に寝返った島崎新右衛門(しまざきしんえもん)との対立シーンでは、加賀藩をリストラされた理由が明らかにされます。
斑目久太郎は、加賀藩での奉公時代に、切腹時に首を斬り落とす介錯人(かいしゃくにん)を担当しますが、切腹する人(以下、切腹人)が切腹した直後に、切腹人(せっぷくにん)の首を斬り落とすことができず、武士失格として藩を追い出されることになります。
最後の戦闘では、斑目久太郎が玉之丞を抱いたまま島崎新右衛門と対決することになりますが、白猫は動じず、結局誰も斬らずに、斬られずに終わります。

相川一家親分の相川平八(あいかわへいはち)から玉之丞を飼うことを認められた斑目久太郎は、玉之丞を抱いたまま江戸から加賀に戻り、妻子であるお静とおハルの元に帰るところで映画が終わります。


猫侍劇場版を見た感想を以下に書きたいと思います。

元々猫侍は東名阪ネット6(独立UHF放送局協議会)等で制作された動物ドラマシリーズの第10弾になります。ドラマが原作の映画にありがちな、ストーリーを凝縮することで、無理やり取ってつけたようなシーンがあったり、説明不足だなと感じるシーンがあったりしました。

コピーの一つに「人は斬れども猫は斬れず。」と書かれていますが、人も猫も斬れてないです、この映画。
唯一あるとすれば、玉之丞を打ち取ったように見せる為にあった誰のか分からない血痕でしょうか?

斑目久太郎が加賀藩を追い出される理由となる切腹時の介錯人の責務を果たせなかったことについても、剣術指南役だった人がそんな凡ミスをするのかが疑問でした。
切腹時に切腹の補助役として首を斬り落とす介錯人がいるのは、切腹をすると長時間もだえ苦しむことになる為です。
確かに、介錯人の責務を果たさず、切腹人に対して余計な苦しみを与えた故に、武士失格として藩をクビになったというのならば分かりますが、ちょっと設定が厳しいのではないかなと思います。


そんなわけで、厳し目の批評を書いてしまいましたが、総合評価と致しましては3匹の白猫が1役を演じた白猫がかわえかったので5つ星(★★★★★)としたいと思います( ̄∇ ̄)ノ♪ 

10年前と比べた邦画の価値

TSUTAYAでDVDを借り、アマルフィ 女神の報酬を見ました。
イタリア旅行中に誘拐された矢上(天海祐希)の娘を救出するために外交官黒田(織田裕二)が奮闘する中、矢上の娘が誘拐された真の理由が明らかになっていくとうストーリーです。

10年前、高校時代の邦画だったらこの様な映画は作られなかっただろうと、ふと思いました。
現像ミスによる消失したシーンの再撮影を除き、撮影は全てイタリアで行ったという今までの邦画ではあり得ないパターンですよね。

高校時代までは邦画は子供が見みる、もしくはダサいと言うイメージしかありませんでした。
邦画が変わってきてるなと感じたのが2000年に公開された映画ホワイトアウトから。
この作品も織田裕二が出演してましたね、そういえば。

2000年を過ぎてから、洋画より邦画の年間興行収入が上回ってる年もでてきました。
また、おくりびとの様に、日本の映画が世界の映画祭で賞を取ることも、以前は考えられなかったと思います。

邦画が復活した理由って何があるんでしょうか。
地域の宣伝を目的としたロケ地の紹介・交渉をしてくれるフィルムコミッションの発足、製作委員会方式の採用もあるかもしれませんが。

ただ、日本の映画やドラマのDVD化もハリウッドや欧米に見習うところはまだまだあると思います。
映画やドラマが公開された後、DVDを販売し終わるまでのマーケティング戦略は、欧米の方が一日の長があるのではないでしょうか。

世界に勝てる日本の映画。
世界に勝てる日本のドラマ。

そんなコンテンツが当たり前のように製作・販売される時が来るのでしょうか。