「情報処理技術者試験」と一致するもの

平成30年春期プロジェクトマネージャ試験に合格しました。

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平成28年秋期ネットワークスペシャリスト以来の情報処理技術者試験合格です。
今回のプロジェクトマネージャ試験ではA4用紙62枚+B5ノート11枚、PMPを取得した後の2017年9月から試験日まで109時間40分、今までの情報処理技術者試験の中で一番頑張りました。
3度目の正直で合格した資格ですので、本当に感慨深いものがあります(´∀`)

そんな訳でネットワークスペシャリスト勉強法の続編として、この記事では、プロジェクトマネージャ試験で役に立った書籍や情報を書き残したいと思います。

1. 前提条件
職業:システムエンジニア(SE)
年次:中堅社員
勉強期間:2017年9日~2018年4月
勉強時間:109時間40分
過去の資格取得状況:情報処理技術者試験だと、取得順に初級システムアドミニストレータ(ITパスポート相当)→基本情報処理技術者→ソフトウェア開発技術者(現在の応用情報技術者)→情報セキュリティスペシャリスト→ネットワークスペシャリストの順に取得しました。PMPも第5版で取得済です。


2. ざっくり、どんなことをすれば良いのか
高度情報処理技術者試験の勉強で挫折する多くの原因が学習範囲が広いことかと思います。教科書の内容を全て覚えてから過去問を解くアプローチだと、よほど記憶力が良い人でないと挫折するでしょうし、実際その方法だったらプロジェクトマネージャには合格しなかったと思います。
過去の学習法を踏まえ、ざっくり言うと、以下のような方法で対策すると良いと思いました。

(1)午前試験(4択問題)は過去問をひたすら解き、足りない知識を補う。
(2)午後1試験(記述式問題)は過去問を解いて、効率が良い解法を学ぶ。
(3)午後2試験(論述式問題)は自分自身のプロジェクト経験を分野別(プロジェクト概要、PMBOKの知識エリアやプロセス)にモジュールを作成し、題意に合わせた論文の書き方を学ぶ。
(4)公開模試を受けて自分の実力を確認する。

次項以降で詳しく説明していきます。


3. 午前試験の対策方法
午前問題は過去問を解いて不正解だった問題を教科書で読み、知識を補うアプローチの方が効率的です。
まずは3年分くらいの過去問を解いて、答え合わせし、どのような問題や分野が苦手なのか確認しましょう。
午前問題については以下の無料サイトを利用して学習しました。

(1)午前2試験対策向け:プロジェクトマネージャ試験ドットコム
スマホやPCを使用し、午前II試験の4択問題を一問一答形式で学習できます。
このサイトを利用して通勤電車の時間を使用して繰り返し午前2問題の対策を進めました。
ログインIDを作成すると過去に学習した4択問題の正解・不正解を記憶させておくことができ、不正解の問題のみ再学習することが可能です。
午前1試験については応用情報技術者試験の範囲ですので、姉妹サイトの応用情報技術者試験ドットコムをご利用ください。

(2)午前1試験対策向け:応用情報技術者試験ドットコム


4. 午後1試験の対策方法
午後1問題は記述式です。
3問中2問を選択し、90分で解答する必要があります。問題選択や再確認の時間も含めると1問約40分で解けるようにする必要があります。
すなわち、高度情報処理技術者試験については、時間に限りがある中、出題された問題のどこに注意をして効率よく問題を読み解くのかが合格へのポイントとなります。
設問で問われる回答は、教科書で書かれている知識型の回答と、文脈の内容を元に回答するものの2種類があります。
午後1試験に合格する為には、時間内に過去問を解く→解説を見て答え合わせをする→回答を得るためのアプローチが合っているか解説から確認するの3点をセットにして学習する必要があります。
午後1試験学習の際には以下の書籍を購入し、利用しました。

(1)翔泳社 - 情報処理教科書 プロジェクトマネージャ
※今後学習される方を想定し、執筆時点の最新版となる2019年度版へのリンクを張っています。
三好康之著で、いわゆる「みよちゃん本」と呼ばれています。プロジェクトマネージャを学習する際の教科書と言えばこれがバイブルとなるでしょう。
Amazon Kindleの電子書籍として購入しました。
教科書的な解説があるので、午前問題の知識補完に用いるのは勿論ですが、この書籍の真髄は過去問の「問題の読み方とマークの仕方」が記載されていること、そして自己採点時にどこまで回答していたら何点となるかが記載されていることです。

過去問を自分で解いた後、解説本に記載されている箇所に近いマークの仕方ができていれば合格への近道となります。
また、自分の書いた回答が場合によっては部分点となる場合もあります。この書籍では、どこまで記載していれば何点となるのかも記載しており、自己採点の役に立ちます。
なお、この書籍内で全部の過去問解説は行なっていませんが、書籍に記載していない過去問、過去問を解く際の回答フォーマットについては購入者特典の付録として翔泳社さんのサイトからPDFダウンロードできるようになっています。

(2)秀和システム - ポケットスタディ 高度論文試験 午後Ⅰ・Ⅱ対応
情報セキュリティスペシャリストやネットワークスペシャリストの受験の際もお世話になった村山直紀著の高度論文午後1・午後2試験向けのポケットスタディです。村山直紀著のポケットスタディシリーズには過去に助けられていたので、この書籍が発売されたと聞いて直ぐに購入しました。
問題と正解のペアを分類別、出現回数別にまとめた「速効サプリ」をPMに限らず高度試験向けにまとめた書籍となります。
ポケット本サイズなので、可搬性に優れており、通勤中の車内でも開くことができるメリットがあります。

(3)プロジェクトマネージャ誰も教えてくれなかった情報処理午後試験対策上巻
※今後学習される方を想定し、執筆時点の最新版となる2018年度版へのリンクを張っています。
広田航二著のAmazon Kindleで公開されているPM午後1試験向け電子書籍です。
プロジェクトマネージャ試験の勉強に行き詰まっているときにこの書籍を見つけました。
設問を効率的に解く方法として、インタラクティブ読みを提唱しています。ざっくり言うと、以下の内容になります。
①全ての設問に目を通し、設問タイトル(例えば、〔外部設計の進め方〕])を確認する。
②問題文に目を通し、〔〕付きタイトルに対応する設問番号を書き込む
③問題文の先頭から文章を読み始める。②で印を付けた文章ブロック(設問タイトル)に出会うまで読み進める。
④印を付けた文章ブロック(設問タイトル)に出会ったら設問に目を向ける。設問に軽く目を通して、何を要求しているのかをある程度理解する。
⑤再び問題文に目を向け、設問の各問が関連している箇所がどこにあるのかつぎの文章ブロック(設問タイトル)が出てくるまで設問と問題文を交互に見比べ良い進める。
⑥その繰り返しで進める。
言葉の説明だけだと少し分かりにくいのですが、この方法を理解すると効率よく作業できるようになりました。
その他、問題文のマーキングの仕方、問の内容から解答作成ポイントの探し方、カテゴリ別の対策標語をまとめてあります。
対策標語については、秀和システム - ポケットスタディネットワークスペシャリスト(村山直紀著)の速攻サプリに似ています。このような問ではこのように回答すべしという脊髄反射の練習をします。


5. 午後2試験の対策方法
午後2問題は論述式です。
2問中1問を選択し、題意に沿った形で2000文字にも及ぶ論文を2時間以内に手書きする苦行が待ち受けています。これが嫌でプロジェクトマネージャ試験を受験しない方もいるんじゃないかと思うほど、IT技術者にとって2時間の手書き試験は地獄ですよね…
合格してみて思ったことは、題意に沿った論文さえ記述できれば、大した内容じゃなくてもA判定になるんだと言うことです。合否発表を確認したとき、「こんな内容でPM試験って合格するんだΣ」と衝撃的だったくらいだったので。
ただし、対策をせずに午後2試験に挑戦していたら、間違えなく不合格となっていました。午後2試験については、以下の2つのアプローチを利用して、論述試験に備えました。

①設問分解法
設問の内容から論文の項番を作成する方法です。
項番の作成を間違わなければ題意に合わない論文の作成を防ぐことができますし、項番の作成で時間を使うことも防げます。
例えば、以下のように分割します。

設問ア あなたが携わったシステム開発プロジェクトの特徴、代表的な非機能要件の概要、並びにその非機能要件に関して関係部門と連携を図る際に注意を払う必要があった点及びその理由について、800字以内で述べよ。

1.プロジェクトの特徴および非機能要件について
1.1プロジェクトの特徴
1.2非機能要件の概要、注意点、およびその理由

②モジュール分割法
論文ネタをPMBOKの知識エリアやプロセス毎に分割して記載し、ストックしておき、題意に沿ってそれらモジュールを組み立てて記述する方法を利用する方法です。

(1)翔泳社 - 情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期
4.(1)と同じ三好康之著の書籍です。
Amazon Kindleの電子書籍として購入しました。
問題文の構造分析や添削前・添削後の論文例などが記載されており、どのように題意を理解し、どのように論文を記載すれば良いのか解説されています。

(2)プロジェクトマネージャ誰も教えてくれなかった情報処理午後試験対策下巻
※今後学習される方を想定し、執筆時点の最新版となる2018年度版へのリンクを張っています。
4.(3)で紹介したのはPM午後1試験向けの上巻で、こちらがPM午後2試験向けの下巻となります。
上巻と同様に広田航二著で、Amazon Kindleで公開されている電子書籍です。
A判定を取る為には設問の題意に沿って論文を記述する必要があります。題意に沿って回答しているかどうかが合格論文への第一歩となります。
設問分解法の説明、準備モジュールの内容について解説しています。

(3)iTEC - プロジェクトマネージャ 合格論文の書き方・事例集 第5版
論文の書き方を検索していたときに発見しましたが、書籍のPDFサンプルを見たら良かったので購入しました。
ちら見せっ!で試し読みすることができますのでご確認ください。
ただし、こちらは電子書籍の取り扱いがなかった為、通常の紙書籍して購入しました。内容は良い書籍なのですが、B5サイズ(縦257mm × 横182mm)なので持ち運ぶときにかさばるのが難点です。電子書籍版の発行があれば最高なんですが…


6. その他利用した教材
合格までの3年間色々模索した為、他にも購入した書籍があるのですが、気が向いたものだけ記載しておきます。

(1)TAC - プロジェクトマネージャ本科生(午前1試験免除)
情報セキュリティスペシャリストとネットワークスペシャリストではチャレンジパックを申し込みましたが、プロジェクトマネジメントについては知識が足りないと思った為、最初にPM試験を受ける際にTACの本科生(午前1試験免除)を申し込みました。
ざっくり言うと、以下の教材が含まれています。

①TAC出版発行の教科書と問題集
TAC WEB SCHOOLの授業動画(Webから専用スマホアプリで閲覧可能)、教材についての問合せ
③実力テスト(午前2〜午後2、論文試験は2回の論文添削付)
④論述試験の解き方(B5サイズの教本)
⑤公開模試(自宅受験から教室受験に変更可)

チャレンジパックとの違いは、教材に②の授業動画が含まれていることでしょうか。チャレンジパックでも本科生でも公開模試が含まれている為、公開模試を受験することで自分の実力を確認することができます。
なお、プロジェクトマネージャ試験が不合格になった場合、半額料金で次回申し込むことができる制度もあります。
TAC教材をその他に含めた理由は、3年間3回申し込みをした中で、公開模試以外の教材を有効活用できていなかったからです。
論文添削については2ウェイ添削だったのに、1回利用するのが精一杯でした…
ただ、授業動画はプロジェクトマネージャの講座を教えることができる講師陣による内容ですし、プロジェクトマネージャ試験の受験が初と言う方には良いとは思います。
また、情報処理技術者試験の公開模試としてはTACかiTECのどちらかの選択になると考えていますので、公開模試だけ申し込むと言うのはありかと思います。


7. 後日談
いかがでしたでしょうか?
ここからは受験後の後日談を書いていきます。

(1)勉強不足でした、はい。
記事の解説が午後2試験になると減っているなと感じた方がいらっしゃいましたら、それは正解です(笑)
実は今回のプロジェクトマネージャの午後2試験に費やした時間はあまり多くなく、試験直前になっても論文ネタを1プロジェクト分しか作っていない状況でした。
(合格論文となっているか否かは別として)合格前の過去2回はそのプロジェクトの内容を書いて終わらせたくらいでした。設問分解法は理解していたものの、モジュール分割したネタを少しずつストックし始めた状態で試験本番を迎えました。
問題を見た瞬間、「あ、終わったな」と感じ、IPAの合否発表も「不合格発表の確認(σ゚Д゚)σ」だと思って照会したら、こんな結果でした。どれくらい驚いたかと言うと、オフィスで「え゛~~~~~」と叫んでしまい、周囲の人間を驚かせたくらいです(笑)
それくらい論文内容がグダグダだったのですが、設問分解法で題意に沿った項番を付けることができ、多少なりともモジュール分割法によるネタのストックがあったことが合格につながったのだろうと思います。

(2)紙書籍 vs 電子書籍
最近、試験勉強する際はiPadで電子書籍アプリを活用しています。
家にいるとやる気が起きない為、喫茶店にこもって勉強することが多いのですが、iPadは非常に便利です。
上記の参考書が全部紙だったら持ち運びでかさばるし、重いし、大変な思いをしたと思います。
また、Amazon Kindleについては、電子書籍アプリの方が若干安いこともあり、参考書代の節約にもなります。
情報処理技術者試験についてはIT関係と言うのもありますし、全部電子書籍化しても良いのではと思って

この投稿が公開されてから、試験日までは6ヶ月強あります。
今後プロジェクトマネージャ試験を受験される方のご参考になれば幸いです。
プロジェクトマネージャ試験に合格したので、次はITストラテジストに挑戦したいと思います!

PMP試験勉強法

2017年9月15日(金)に受験したPMP(Project Management Professional)の試験に合格しました。

Certification-PMP.jpg

立上げ:Below Target
計画:Below Target
実行:Target
監視・コントロール:Above Target
終結:Abobe Target
→総合結果:Target

35時間のPDU研修を含め、学習時間は約120時間にも及びました。
A4用紙15枚分とB5ノート30枚分へ書き込みました。
PMBOK第6版が2017年9月に公開され、新版へのテスト切り替えが2018年1月となるので、なんとしても今年中に受かりたいと思ってたので、合格して何よりです(´∀`)

PMP試験を受験した感想は、試験問題集に出ている問題と一致する問題は出題されないということ。
情報処理技術者試験の午前試験の場合、過去問と全く同じ問題(例:RACIチャート→犯人は野村)が出題され、過去問を解く意味が分かります。
一方、PMP試験はCBT(Computer Based Testing)故に試験問題の入替えが常に行われ、受験日・受験者により出題される問題が変わります。PMP試験の管轄であるPMI(Project Management Institute)も過去問対策されることを嫌がってるのかもしれませんね。
そんな訳で、PMP学習法について書き残したいと思います。

・前提条件
職業:システムエンジニア(SE)
年次:若手というより中堅に差し掛かってるくらいの人
勉強期間:2017年6日~2017年9月

・通勤時間帯の勉強
スマホに「第5版対応番PMP試験問題集」のアプリ内課金アプリを購入・インストールし、問題を解きました。
ただ、残念なのがこのアプリが2017年8月で公開停止となってしまったこと。公開停止前にアプリをインストールしていた為、2017年9月中もスタンドアロンでは使えました。
PMBOK第6版の公開に伴う新規問題集作成の手間や、Android/iOSの新OS公開に伴い改修や動作検証の手間が必要になることを踏まえ、公開断念したのでしょうか。
英語のみで受験できる方はともかく、日本語対応のPMP試験問題アプリは数少ないので、非常に惜しいアプリでした。

・通常の学習
PMP対策講座の研修で配られた以下の教材を利用して学習しました。
 プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOK®ガイド) 第5版 日本語版
 PMBOK®ガイド第5版研修資料
 PMP(R)試験 合格虎の巻 第5版対応

今回受講した研修では購入すると$65.95する日本語版PMBOKガイドが配布されましたΣ
さらにPMP試験合格虎の巻も配布されましたΣ
太っ腹な研修ですよね(≧∇≦)(※購入費用が研修費用に含まれている訳ですが…)
しかも、悲しかったのは研修前にPMP試験合格虎の巻は購入していたこと。3,200円が無駄になりましたorz
まあ、良い教材だった故に配ったということで前向きに少しだけ考えました。

学習方法はスマホアプリ、PMP試験合格虎の巻、研修資料の中に含まれた試験問題集250問を解き、間違っている箇所を学習するという形式です。
ただ、PMPは間違っている箇所を学習するだけではなく、各プロセスのインプット・ツールと技法・アウトプット(ITTO)の流れが重要になります。
主要なインプット・ツールと技法・アウトプットを自分でノートにまとめ、学習しました。

Notebook-PMP.JPG

各知識エリア(統合、スコープ、タイム、コスト、人的資源、コミュニケーション、リスク、調達、ステークホルダー)で成果物とプロセスの流れをまとめることで、理解速度が早まりました。

・PMPに関係するTips
最近、色々な資格取得に挑戦しています。そんなわけでマイブームがカフェ勉なのです。
お持ちの方は分かると思いますが、プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOK®ガイド) 第5版 日本語版の書籍はA4サイズで500ページ以上あるので重いです。
これを持ち歩いて近所のカフェで勉強するってしたくないんですよね…
でも、実はPMI会員になるとPMIサイトからPMBOKガイド各国語版のPDFを無料ダウンロードすることが可能なのです。
2017年9月からは第5版だけではなく、第6版のPMBOKガイド各国語版PDFの無料ダウンロードも可能になりました。
PMP試験はPMI会員にならなくても受験可能ですが、PMI会員になってからPMP試験を申し込むと$11安くなります。1回目不合格で2回受験される方は$111安くなります。
※詳細はPMI日本支部 - これから PMP® 試験を受験予定の方へをご参照ください。
PMP受験時にPMI会員になった後、次の年会費支払い時に更新しなければ無駄な費用は発生しないので、受験料が$11安くなって、PMBOKガイドのPDFを無料ダウンロードできるのならば、PMIに登録しない手はありません!
このPDF版PMBOKガイドをスマホにダウンロードし、必要に応じて利用していました。
PDFの文字列検索機能が使用できるので目的のページを探しやすいというメリットもあります。書籍版より重宝し、非常に助かりました。(´∀`)
なお、PDFのPMBOKガイドには氏名入りの透かし(?)があり、パスワードが掛かっています。他の人への配布はできません。PMIイズムの観点からも無許可配布は避けるべきです。

・試験当日
PMP試験って東京と大阪でしか受験できないのがネックですよね。
午前中は仕事をし、昼前に御茶ノ水へ移動後、昼食を取りました。
受験会場は御茶ノ水ソラシティテストセンターです。
13:00頃に到着し、窓口で身分証明書(運転免許証・支払いに利用したクレジットカード)、受験票代わりのメールを提示しました。その後、ロッカールームで財布、腕時計、ハンカチ等々も含み全ての持ち物をしまいます。
テストルーム入室前に上着とズボンのポケット、ズボンの裾をあげたチェック、および金属探知機によるボディチェックがありました。
飛行場の保安検査より大変だ(笑)

・いざ受験
テストルームに持ち込めるのは、身分証明書、ロッカーの鍵、渡された専用のA4メモ用紙(色付き)4枚、鉛筆2本、そして必要に応じてティッシュ2枚だけです。
テストPCの前に案内され、チュートリアルを見た後に受験するよう言われます。チュートリアル中はA4用紙の書き込み禁止と言われたのでチュートリアルを見終わってから、忘れたくない公式や用語をA4用紙に書き留めました。
チュートリアル終了後、200問4択4時間の試験が開始です。
見直し時間を含めると、1問1分ペースで解く必要があります。カウントダウンの時間を中止しつつ試験を進めました。
半分5割くらいの問題が2択までにしか絞り込めず、A4用紙にメモをしつつ、問題をマークしておき、試験を進めます。
200問解き終わった後、40分くらい残っていました。見直しを開始する前に、集中力を回復させる為にもテストセンター外にあるトイレに行きました。
水を飲みたいと係員に言ったのですが、最近は厳しくて水飲みすら禁止なんですね。
財布もロッカー内なので自販機で買うことすらできない。4時間で飲食禁止ってそれはどうにかして欲しいです…
トイレから戻ると試験前の入室前と同じボディーチェックがあります。5分くらいのタイムロスです。
その後は、A4用紙に書き残したメモを利用しつつ、マークした問題を再確認→必要に応じて回答変更します。
そんなことをしていたら、時間はあと僅か。
全ての問題の再確認はできず、最後の1分くらいは時間切れになるまでぼーっとしてました、[試験終了]ボタンを押す勇気がなかったので(笑)
試験時間満了後、「Congratulations」の単語が見えたときには本当良かったです。

・スコアレポート
試験終了後にスコアレポートを頂くのですが、PMPを受験した先輩方とフォーマットが異なっていました。
どうやら2017年8月末からスコアレポートが改善されたようです。

PMBOKを学んでPMPをゲット - PMP試験のスコアレポートが変わる。誰得?

以前はProficient(優)、Moderately(可)、Below(不可)の3段階だったのが、今後はAbove(優)、Target(良)、Below(不可)、Needs Improvement(改善要)の4段階で表示されるようになりました。
総合成績として、どのエリアにいるのかも分かるので、不合格の際の指標になるかもしれませんね。

・まとめ
PMPではPMBOKを単純に暗記したり、試験問題集をひたすら解く方法だけでは合格できない。
各エリアと各プロセス群におけるプロセスの進み方とその前後の成果物の流れ、そして主要なツールと技法を覚えることが重要。
PMI会員になった方がPMBOKガイドPDF版の無料ダウンロードができ、試験も$11安くなるので便利。
試験は200問4択4時間だが、見直し時間を含めると1問1分のペースで解く必要がある。
試験日は十分に睡眠を取り、受験前に十分な水分を飲んでおく。
トイレに行くことはできるが、5分くらいはロスする覚悟で行く。
飲食不可なのは勘弁して欲しい。
2017年8月末から改善された4段階表示のスコアレポートで自分の弱点を見抜くことができる。
PMP試験に猫の話題は出てこない。

第5版のPMPを受験される方はあと2ヶ月ちょっととなるかと思います。
残り少ない時間となりましたが、応援してます!

FP2級勉強法

2017年5月28日(日)に受験したファイナンシャル・プランニング技能検定2級の試験に合格しました。

学科:47/60点=78.3%
実技:66/100点=66.0% (※資産設計提案業務を選択)

FP3級のときと違い、1ヶ月強しか勉強時間がなかったので結構しんどかったです。
実技の勉強があまりできない状況で本番になりましたが、6割超えていて何よりでした。
そんな訳で、FP3級勉強法に続いて、ファイナンシャル・プランニング技能検定2級(FP2級)で役に立った書籍や勉強法について情報を書き残したいと思います。

・前提条件
職業:システムエンジニア(SE)
仕事:金融系案件は経験無し
目的:家の購入前に金融を体系的に勉強する必要性を感じて学習をした。
勉強期間:2017年4月17日~2017年5月28日(※平成29年度春期情報処理技術者試験終了後)

・通勤時間帯の勉強
スマホに『「FP2級」受験対策【学科】』の有料アプリを購入(720円)・インストールし、過去問を解きました。
 iOS - 「FP2級」受験対策【学科】
FP3級のとき同様無料アプリもあったのですが、FP2級は4択なのに2択ベースで回答させたり、解説が弱いアプリが多く、短時間で知識を覚える必要があった今回はこの有料アプリを利用しました。
このアプリの良いところは、問題文でキーワードとなる単語を強調して表示してくれるので、学習初期にどこに注意して問題文を見ればよいのか慣れることができます。
もちろん強調(太字・下線)を表示しないモードにもできるので、自信がある方は、解除してから学習するのがありだと思います。

・通常の学習
以下の2冊を購入しました。
 TAC出版 - みんなが欲しかった! FPの教科書 2級
 TAC出版 - みんなが欲しかった! FPの問題集 2級
両方とも滝澤ななみ著の書籍です。
※上記リンクは2017-2018年版にしていますが、当時は'16-'17年版が最新版でした。FP試験は法改正に伴い内容が少しずつ変わるようですので、最新版の利用をおすすめします。

FP3級に引き続き、FP2級もTAC出版の書籍を購入しました。
情報処理技術者試験でTACの講座を受験しているという贔屓もありますが、それは気にしない(笑)

問題集を解いて間違えた箇所の問題集解説を読みました。
問題集の解説では足りない場合は、教科書を確認しました。
間違えた問題や覚えてない知識についてはノートに書き写し、知識の補強を図りました。
教科書については、前述の『「FP2級」受験対策【学科】』アプリの解説だけでは理解できなかった場合にも利用しました。

・まとめ
スマホアプリで過去問を解き、書籍の問題集(ほぼ過去問の抜粋)を解き、ひたすら過去問を解いての試験対策でFP2級は合格できました。
FP3級と異なり、4択なので、何が正解で何が間違っているのかを説明できるまで学習しました。
過去問を解く中で気になった知識については深掘りしてググったり、教科書を参照して学習しました。
1ヶ月強しか勉強時間がありませんでしたが、FP3級合格した次の試験でFP2級を申し込み、FPの基礎知識を忘れる前に受験できたことが大きかったと思います。

・その他コメント
元々は家の購入を検討したときに、金銭面の知識が不足していることに気付き、取得しようと思った資格でした。
ファイナンシャル・プランナーの資格取得はここで打ち止めにする予定ですが、金銭面の知識は生涯に渡り学び続けるつもりです。

FP3級からFP2級へステップアップ受験されるかたの参考になりましたら幸いです。

平成29年度春期情報処理技術者試験はPM(プロジェクトマネージャ)試験を受験しましたが、写真の通り不合格でした。

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前回の試験結果を確認したら、午前2は同じ80点。なのに午後1は以前より悪化し、53点から41点になりました…
午後1は突破しないと、午後2の論文が採点されないので、全然修行が足りてないということですね。

今回の反省点は以下の3点です:

  1. 12月にTOEIC、1月下旬にFP3級を受験予定だった為、1月下旬までPM試験の勉強が保留となっていた。
  2. 12月~3月の休日出勤が多く、まとまった勉強時間が取れなかった。
  3. 仮に午後1を合格していても論文対策が全然できていない状態であった。

1については色々な資格取得に手を出しているので言い訳しようがないです。
2については前回も今回も同じ状況だったので、時間を捻出する方法を考えないとですね。
3についても2と同様ですが、パソコンを使った論文対策で時間を算出したいと考えています。

ただ、今回PM試験を勉強し、色々な参考書を読み、ちゃんと勉強すれば受かる試験だなと感じたのも事実です。
今年は秋期試験は受験せず、9月までにPMP、12月までにTOEIC 800点以上を目標に勉強を進める予定です。
10月からはTOEIC対策と平行して、プロジェクトマネージャ試験対策を進めたいと思います。

FP3級勉強法、FP2級申込

2017年1月22日(日)のファイナンシャル・プランニング技能検定3級の試験に合格しました。

学科:48/60点=80.0%
実技:47/50点=94.0% (※個人資産相談業務を選択)

学科が+1点でしたが、自己採点通りの結果でした。
当初の取得目的である不動産分野については10/10点を取得することができました。
情報処理技術者試験とTOEICを除けば、未経験分野の受験でしたので、心配でしたが、無事に合格でき何よりです。

そんな訳で、ファイナンシャル・プランニング技能検定3級(FP3級)で役に立った書籍や勉強法について情報を書き残したいと思います。

・前提条件
職業:システムエンジニア(SE)
仕事:金融系案件は経験無し
目的:家の購入前に金融を体系的に勉強する必要性を感じて学習をした。
勉強期間:2016年10月~2017年1月(※平成28年度情報処理技術者試験終了後)

・通勤時間帯の勉強
スマホに「3級FP過去問解説」の無料アプリをインストールし、ひたすら過去問を解いてました。
 Google Play - 3級FP過去問解説
 iOS - 3級FP過去問解説
分からない問題や用語はググって調べ、お気に入り登録しました。
帰宅後にノートに書き写し、知識の補強を図りました。


・通常の学習
以下の2冊を購入しました。
 TAC出版 - みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 '16-'17年版
 TAC出版 - みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 '16-'17年版
両方とも滝澤ななみ著の書籍です。

FP3級の書籍は色々ありましたが、評価も比較的高いこの2冊を購入しました。
情報処理技術者試験でTACの講座を受験しているという贔屓もありますが、それは気にしない(笑)

問題集を解いて間違えた箇所の問題集解説を読みました。
問題集の解説では足りない場合は、教科書を確認しました。
間違えた問題や覚えてない知識についてはノートに書き写し、知識の補強を図りました。
教科書については、前述の「3級FP過去問解説」アプリで間違えた場合にも利用しました。

・まとめ
スマホアプリで過去問を解き、書籍の問題集(ほぼ過去問の抜粋)を解き、ひたすら過去問を解いての試験対策でFP3級は合格できました。
ただ、○か×かではなく、×の問題のどこが間違っているのか説明できるまで学習しました。
過去問を解く中で気になった知識については深掘りしてググったり、教科書を参照して学習しました。
特に不動産についてはFP対象外の範囲(もはや宅建範囲?)まで学んでいたので、その結果が不動産分野の満点に繋がったと考えています。


・今後の目標
先日、2017年5月28日(日)のファイナンシャル・プランニング技能検定2級(実技は資産設計提案業務を選択)を申し込みました。
7月まで今持ってるプロジェクト案件が炎上していますが、FPの勉強するのは今しかなく、仕事を言い訳にしたくないので。
4月中旬までは情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャ試験対策となりますが、それが終わった後、一ヶ月間はFP2急に全力を尽くします。

システムエンジニアのためのFP3級取得方法と言ったら大げさになりそうですが、同じ境遇の方がいましたらご参考になれば幸いです!