[人柱]LED形電球を購入してみた

数年前から普通の電球を生産中止にしようと世の中の偉い人や躍起になっているようです。
その代わり、蛍光形電球が目に付くようになりました。最近では、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響もあり、蛍光形電球よりより消費電力を抑えられるLED電球が大ブレイクしてきています。

そこで普通の電球、蛍光灯形電球、LED形電球のそれぞれの特徴を書いてみましょう。


・普通の電球
購入時のコスト:約100円
寿命:1,000時間
10年間の交換数:40個
10年間の電球購入コスト:約4,000円
24時間の電気代:約20円
発光後の明るさ:時間経過により変わらない
発光方向:指向性がなく、全方向に光が届く

・蛍光形電球
購入時のコスト:2,000円〜3,000円
寿命:10,000時間
10年間の交換数:4個
10年間の電球購入コスト:8,000円〜12,000円
24時間の電気代:約4円
発光後の明るさ:寒い時期だと発光直後は暗い
発光方向:指向性がなく、全方向に光が届く
サイズ:普通の電球より小さい製品も多い
備考:10年間の電球購入コストは蛍光形電球より普通の電球の方が安いですが、10年間の電球に掛かる電気代を含めたTCOで考えると、蛍光形電球の方が安い

・LED形電球
購入時のコスト:2,500円〜4,000円
寿命:40,000時間
10年間の交換数:1個
10年間の電球購入コスト:2,500円〜4,000円
24時間の電気代:約2円
発光後の明るさ:時間経過により変わらない
発光方向:指向性がある
サイズ:普通の電球より大きい
備考:485lm(40W相当)の製品が安い。


普通の電球より初期導入費が高いですが、蛍光型電球やLED形電球は寿命が長いです。
また、10年間のTCO(Total Cost Ownership)を考えると、電気代が少ない蛍光形電球やLED型電球の方が安上がりになることが分かります。

それなら蛍光形電球やLED形電球の方が良いでしょ〜と突っ走りたくなりますが、完全に普通の電球の代替とならないのは弱点があるからです。

蛍光形電球の弱点が露呈するのは、冬の時期です。
寒い中、帰宅してから蛍光形電球を付けると本来の明るさよりかなり暗いって感じるんですよね。数分すれば明るくなるのですが、明るさが一定でないのは頂けないです...

一方、LED形電球の弱点は発光方向に指向性があることと普通の電球より大きいこと。
普通の電球でギリギリに設置するように作られている場合はLED電球の使用はできないかもしれません。
また、発光ダイオード(LED/Light Emitting Diode)は指向性が強く、どうでも良い方向には光を発してくれません。

今回載せる写真を見れば「どんだけ〜」って言いたくなるのが分かると思います。
我が家で普通の電球とLED電球の比較写真を撮影してみました。

・LED形電球

LED電球を取り付けた場合

・普通の電球

白熱電球を取り付けた場合

大統領もビックリでしょ?

今回撮影した場所は、階段・廊下の部分にある電灯ですが、斜めに挿すように作られています。電球が向いている方向以外に光が届かない為、たまたま壁に飾ってある絵画を強調する為の専用ライトになってしまってますね...
ただ、メーカ側もこの問題は理解しているようで、斜め口金や斜め挿し専用のLED電球やなるべく広い角度に発散できるようなLED電球を開発・発売しているようです。

本当は白熱電球が切れた階段・廊下の代替としてLED電球を購入したのですが、結局、LED電球はトイレに付け、トイレの白熱電球を階段・廊下に取り替えました(笑)
でも、トイレの様に電球を天井直下に取り付け、狭い空間なら、LED電球は十分効果を発揮できることをお伝えしておきます(´∀`)


あと、LED電球の弱点をもう一つお伝えしておきます。
一部のLED形電球は密閉型または密閉に近い器具での使用を禁止しているものがあります。今回購入した東芝製LED形電球(LDA7L)もそれに該当してます。
密閉型でも大丈夫な製品は一部のメーカで出回っているようです(≧∇≦)


しかしながら、最近普及してきた蛍光形電球とLED形電球に言えることは...
CD(Compact Disc)は50年持つメディアだと言われましたが、CDの生産が始まって間もない頃に流通したCDが20年くらいで劣化して音楽が聞けなくなってしまったという話がありました。
生産技術が未熟な頃に作られた製品が公称の寿命をまっとうすることができるとは言えないということですね。
そんなこと言ったら、何も買えないけどですね(≧∇≦)

以上、人柱レポートでした( ̄∇ ̄)ノ♪