IDEケーブルには接続順序がある

最近、自作PCでブルースクリーンが頻発してました。
どれくらい酷いって、起動して3分程度でブルースクリーンになるので、メールの確認もできやしない(;_;)
ブルースクリーンのエラー原因を確認すると、atapi.sysやBAD_POOL_HEADERのキーワードがありました。
BAD_POOL_HEADERは聞き慣れなかったので調べたところ、どうやらデバイスドライバ関係が正しくないと発生するエラーの模様。
atapi.sysやBAD_POOL_HEADERのキーワードで立て続けにブルースクリーンになることを考えると、マザボからハードディスクまでのP-ATA部分が死にかけてるのかなぁなんて思ってました。

そこで、問題を切り分けるために、P-ATAケーブル(IDEケーブル)を店で購入してみました。
ケーブルを交換してブルースクリーンが発生しなくなれば、ケーブルの接触不良や断線が原因って分かりますね。

家に帰ってから取り付けようと思ったとき、説明書きを見ると、「青色がマザーボード側です」みたいな記述が書いてある。
もしかして...と、自作PCのIDEケーブルを確認したところ、マスタ側に接続すべき黒いコネクタがマザボ側に、マザボ側に接続すべき青いコネクタがマスタ側に接続されてました( ̄□ ̄;)!!

ググってみたら以下の様な情報が見つかりました:
自作パソコン組立講座 - ドライブ類への信号ケーブル接続
蜂の子 みんな ゴルフ 科学 -IDEケーブルの逆挿し(逆接続)とその現象(EZ915-Tの事例)
OKWave - IDEケーブルの繋ぎ方

つまり、マザボ側は青、スレーブ側がグレー、マスタ側が黒という具合にP-ATAのケーブルって大体色づけされてるみたいですね...
そう言えば、自作PCの調子が悪くなる直前にIDEケーブルを外してメンテナンスしていた記憶がありました( ̄□ ̄;)!!
パラレルATAケーブル(IDEケーブル)に接続方向が決まっていて、逆接続すると調子が悪くなる可能性があるなんて全然知りませんでした(;_;)

今まで問題にならなかったのが不思議なんですが、もしかしたら、無意識のうちに同じ色のコネクタに接続していたのかもしれませんね(^_^;)

さて、今回のおまけ知識としてパラレルATAのマスタ(Master)、スレーブ(Slave)、ケーブルセレクト(CS/Cable Select)の違いについて紹介します。

IDEコネクタが存在するマザボには2つコネクタがあり、それぞれプライマリ(Primary)とセカンダリ(Secondary)に分かれています。
各IDEコネクタに接続できるデバイスの件数はそれぞれ2台となっており、今回学習したようにデバイス側のコネクタに合わせて、デバイスのジャンパスイッチをマスタ、スレーブに変更し、接続します。
普段ならマスタかスレーブかでジャンパスイッチを設定しますが、ここで、ケーブルセレクトに設定すると、接続するデバイス側のコネクタによってマスタかスレーブかを自動判別してくれます。

ただ、ケーブルセレクトに対応するマザボやデバイスでないとダメであること。
ケーブルセレクトを使用するとマスタ/スレーブの自動判別がうまくいかない場合があるとのことなので、あまり使用しない方が良いみたいです。

確かにケーブルセレクトを愛用されてる方は見かけたことがないな(笑)

そんなわけで、シリアルATA(S-ATA)全盛の今頃になって、記事自体が実にトリビアでした( ̄∇ ̄)ノ♪