MicrosoftがWindows Genuine Advantage Programを本格的に開始

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 INTERNET Watchによると、マイクロソフト、Windows XP用のLZH機能を「正規ユーザー特典」で提供開始とのこと。

とうとう、マイクロソフトがWindows Genuine Advantage Programを本格的にはじめましたね。

日本ではそれほどではないのですが、世界的に見てマイクロソフト製品の海賊版はかなりあるようです。
マイクロソフト製品が高いってのもあるのも理由にある気がしますが、特に著作権意識が低い国ではかなりの海賊版が出回っている模様です。

違法コピーされた海賊版Windowsを閉め出すために、今回マイクロソフトは、使用されている製品が正規で購入されたものなのか調べるためのチェックを行うことにしたわけです。

しかし、ただマイクロソフト社が正規でチェックしたいって言っただけでは、Windows利用者がわざわざそのページに行こうとはしないと思います。
そこで、今回マイクロソフト社は、Windows Genuine Advantage Programで正規のマイクロソフト製品を利用しているとチェックを行ったユーザに対して特典プログラムを提供することにしました。

そのソフトにMicrosoft Photo Story 3 for Windows、Microsoft Office OneNote 200 180日評価版と、日本の製品には特別に、LZH形式に対応するプログラムを提供してくれたようです。

現在、Windows Meではオプションで、Windows XPではデフォルトでZIPファイルの抽出が出来るようになっています。
これは、圧縮形式であるZIP形式がアメリカでは事実上の標準形式となっているからです。しかし、日本では日本派生のLZH形式が主流です。

しかし、LZH形式はWindows標準の圧縮、解凍に対応していないため、専用のソフトが必要となります。

また、Microsoft Outlook Expressなどを利用している場合、ZIPファイルの添付ファイルが来た場合は添付ファイルの危険を知らせることが出来たわけですが、標準で対応してないLZHは未知の形式ということで素通りしてしまいました。

そこにマイクロソフトは目を付けたみたいですね。

日本では思い当たる節のある人以外は正規製品以外の製品を使ってる確率はほぼないと思いますし、もしWindows Genuine Advantage Programで正規製品じゃないと分かっても、直ちにそのWindowsを使用できなくなるわけではありません。安く製品版を購入することが出来るようなので、その辺りは利用者に配慮してくれていると思います。

つまり、マイクロソフトは海賊版販売業者を訴えたいためで、不必要に利用者を訴えたい訳ではないわけです。

Windows Genuine Advantage Programは現在はまだ任意のようですが、知的所有権の認知が低い国ででは義務づけが決定しており、今後は全ての国でWindowsUpdateをする場合はWindows Genuine Advantage Programのチェックが必要のようです。

なので、早めにやって損は無さそうですね。

というわけでして、興味のある方は正規の Microsoft ソフトウェア : ホームに出撃してみてください(ぇ?