WinMergeでCompareMS*FilesとxdocdiffPlugin64を共存させる方法

前の記事の続きでWinMergeの便利な使い方を紹介します。

WinMerge 日本語版に含まれているCompareMSExcelFiles、CompareMSWordFilesプラグインはExcelとWordの差分比較を可能にする高性能プラグインです。
一方、xdocdiff WinMerge PluginはWordやExcelだけではなく、PDF、PowerPoint、一太郎などの文書ファイルも差分比較可能にする多機能プラグインです。

ExcelとWordはCompareMS*Files、それ以外のファイルはxdocdiff WinMerge Pluginを使用したいと思ったのですが、いざ両方のプラグインをインストールした環境で使用したところ、xdocdiff WinMerge Pluginの方が優先されてしまいました。
WinMergeの[メニューバー]→[プラグイン(P)]→[プラグインの設定(L)...]を見ましたが、プラグインを読み込む順番を設定する機能はなさそうです…

ここでふと思ったのがxdocdiff WinMerge Pluginに関するプラグインが「amb_xdocdiffplugin.dll」という名前であること。
aから始まるプラグインから読み込まれるのであれば、プラグインのDLL名の先頭にアルファベット後半の文字列に変更してあげれば上手く動くのではないかと。

試しに「amb_xdocdiffplugin.dll」から「Xamb_xdocdiffplugin.dll」にリネームし、WinMergeを使用したところ、想定通りの動作になってくれました(≧∇≦)

なお、現在、こちらの環境では64bit版のWinMergeを使用している為、動作確認したxdocdiffプラグインは64bit版となっております。
両方とも「MergePlugins」ディレクトリに格納するDLLファイル名が「amb_xdocdiffPlugin.dll」だったので32bit版でも動作するかと思います。
※"P"の大文字小文字の違いで動作が変わるということはないと思いますし。
xdocdiff WinMerge Plugin32bit版のプラグインは「xdocdiff WinMerge Plugin」から、64bit版のプラグインは「xdocdiffPlugin64」からダウンロードをどうぞ。

以上、WinMerge 日本語版のTipsでした( ̄∇ ̄)ノ♪