イタリア旅行の感想徒然

2014年10月にイタリアへ旅行しまして、気付いたことをまとめてみました。
他に気付いたことがあったら加筆修正するかもしれません。


•空港と飛行機編
入国審査はパスポート確認すらなかった。日本人だと顔パス?
出国審査でもスタンプ押されなかった...
アリタリア-イタリア航空は酷すぎる。日本の空港なのに搭乗手続端末がイタリア語と英語のみ。しかも、帰国時のマルコポーロ国際空港では3台ある端末のうち2台が使用中に故障した。
アリタリア-イタリア航空のテレビでは日本の映画が2本しかなかった。行きは「そして父になる」と「魔女の宅急便(実写版)」、帰りは「テルマエロマエ2」と「魔女の宅急便(実写版)」。選択が微妙すぎて困る。
アリタリア-イタリア航空はロシア上空の通過許可を取る前にローマ-成田路線を開設した為、ローマ-カスピ海-アラル海-中東-中国-韓国-京都-大島-成田空港と言う不思議な経路を飛行する。

•街中編
街灯はナトリウム灯主体なので、夜の街は白くなくオレンジ色に見える。飛行機の上空からでもオレンジ色に見える。
イタリアでは英語が通じる。英語の補助説明も多い。フランスでは英語の補助が全くなかったのでかなり楽。
舗装道路に比べ石畳は疲れる。履き慣れた靴なのに靴擦れした...
ローマやベローナでは、掘ると遺跡が出てしまう為、基本的に地下に構造物を作れない。可哀想のになると、家を改修する為に発掘調査が入ったら教会跡が発見され、家が取り壊しになったとのこと。

•自動車道編
高速道路は都市部を除き高架ではなく、地方でも盛り土ではなく、畑と同じレベルで建設されている。まだ都市部や山間部でもない限り、直線の道がずっと続く。
イタリアでは毎日どこかしら高速道路の集中工事している。
イタリアにもTELEPASSと言う日本のETCと似ているシステムがある。ただし、TELEPASSは毎月の利用料がかかる為、トラックや観光バス等の利用者が主体とのこと。
駐車スペースを最大限確保する為、ローマではサイドブレーキを引かない。前後に車があったらバンパーでぶつけながら場所を確保する。

•鉄道編
赤い車体のユーロスターが走行している。
駅のデザインは伝統的な建造物か、新しい駅はハイカラな感じ。流石はデザインから入る国。

•観光編
日本みたく6000円のホテルなんぞない。150ユーロ(約2万円)くらい支払わないとホテルがない。その価格でも日本のホテルの方が便利。
パッケージ旅行だと優遇があるので便利。バチカン市国の入国や、ミラノのドゥオーモ教会の専用エリア見学はかなり便利だった。
イタリアの有名な教会は観光すべき。日本では絶対に見られない規模の装飾、絵画、像、そしてステンドグラスが見ららる。
カプリ島の青の洞窟は行くべき。あの光景は本当に感動する。波が高いと入れないが、温暖化で海面が上昇している為、今後どんどん入れない可能性が高くなる。
ピサの斜塔はやはり斜めってる。塔の中を歩くと斜めってるので不思議な感覚に襲われる。
ベネチアは高い方のプランだと本島に泊まれ、安いプランだとベネチアの手前の工業地帯にあるホテルになる。
ベネチア本島のホテルだと観光客が押し寄せる前の朝のベネチアや市場を散策でき、面白い。また、ベネチアは薔薇売りや乞食が少々いるだけで安全。ただし、自転車や車の使用ができず、生活物資、スーツケース、ゴミ等の物流を船に頼らざるを得ないベネチアは物価が高い。

•防犯編
スリが多い。
鳩豆売り、インド人っぽい薔薇の花売り、勝手に腕に付けようとする黒人のミサンガ売りに注意。しつこい奴もいるので明確に「いらない」と言うことが必要。
路地にいる黒人のバッグ売りは偽物なので注意。何故かいつもバックを置いたり動かしたりしている。
身なりの悪いジプシーにも注意。イタリアにも少年法があり、未成年のガキに盗まれて捕まえたとしても、警察で2時間説教されて釈放される為、親が盗むよう指示していることがある。目の前で遭遇した酷いジプシーは、大理石の像に成りすます芸をやってる人の小銭入れから小銭を盗んでた。
麻薬中毒者更生の為の署名を依頼する人に注意。署名中にスリが来る。
杖をついた乞食の近くを歩くときはスリに注意。人の流れが悪くなるのでスリが狙ってる。

•食事編
イタリアではケチャップではなくトマトソースを利用している。
水が貴重なイタリアでは水が高い。水が高い反面、ワインが安い。
ミネラルウォーターの値段は日本の2~5倍。炭酸水の販売が多く、注文時は炭酸の有無の確認が必要。
イタリアではハムとクロワッサンの種類が豊富。ホテルでも3~4種類の提供があった。
イタリアのレストランや喫茶店では立ち飲みの場合と座った場合の金額が異なる。座った場合は席料が加算された金額となる。
日本のように注文したらすぐに食事が提供されることを期待してはいけない。予約時間に到着したのにコース料理が30分後に提供されることがある。

•お手洗い編
イタリアでは基本的にトイレは有料。喫茶店やお土産屋はサービスとして無料でトイレを利用できているに過ぎない。
無料の公衆トイレもないわけではないが、女子トイレも含め便器に便座がないところがある。
防犯上の理由(?)からか男子トイレでも小便器がなく、個室のみのところがある。
ホテルのトイレ等でトイレットペーパーの設置位置がおかしいところがある。体をかなり拗らないといけないところにトイレットペーパーがら設置されている。
日本式のウォシュレットは普及できない。水が硬水の為、ノズルにカルシウム等が詰まってしまう。
浴槽にある長い糸は換気扇スイッチではなくアラームなので注意が必要。換気扇は電灯スイッチと連動している。また、ヨーロッパは乾燥しているので、風呂場のドアを開けたら乾燥する。
ティッシュが浴槽にしか設置されていない。乾燥している気候だから湿気は気にしてない?

•買い物編
デザイン重視で実用性がない品物も多いが、デザイン主体で物が作られるからデザインが良い物が多い。
革製品の関税の関係で同じ品質のものが3分の1の価格で購入できる。その話を聞いてコートを買ってしまったorz
ベネチアングラスは職人が吹いて作り、デザインが綺麗。買うつもりなかったのに買ってしまったorz

•添乗員から聞いた話編
現地添乗員でない場合、特定の国に行くとは限らないとのこと。
最近は添乗員の成り手が少なくなってるとのこと。給料が高くなく、ハードだからとのこと。旅行好きな人だと訪問先を行き尽くして3年程度で辞める人が多い。接客が好きな人か辞めると職がない年代の人が多いとのこと。
8日の旅行案内に事務手続き約2~3日で1回10日拘束されるが、繁忙期は月3回海外へ行く為、休みがないとのこと。
海外での連絡用にイギリスの携帯電話を所有してた。団体割引で安いからとのことだが、モベルと言う会社(イギリスの携帯電話番号を持つだけなら維持費なし。俺も海外研修の際に利用した)を利用している可能性が高い。

•その他
時差はほとんど感じなかった。体力的にハードだったけど日本にいるより睡眠時間取れてるって悲しいorz
イタリアのぬこたんもかわええ(≧∇≦)


•結論
イタリア万歳、日本万歳、猫万歳\(^o^)/