昔の電車/列車は何故うんこ色(チョコレート色)だったか?

少し前、山手線が開業100周年として旧塗装であるうんこ色のラッピング列車を走らせてました。

山手線の写真その1山手線の写真その2

何十年前に走っている電車、客車、列車の写真を見ると、どの車両もうんこ色(上品にチョコレート色って言えって?)だと思います。

クモハ40系(鉄道博物館にて)

あの色はうんこ色という名称ではなく、ぶどう色1号ぶどう色2号という名前の色だそうです。

何故ぶどう色が多用されていたかにつきましては、以下の記事が参考になります:
マイコミジャーナル - 【連載】鉄道トリビア (25) 昔の山手線がチョコレート色だった理由は蒸気機関車にあり

なるほど。つまり、蒸気機関車が走っている時代にすすを目立たせない為の色として利用していたってことですね(≧∇≦)
これでまた一つお利口になりました(´∀`)

さて、今回はもう一つトリビアを公開:
常磐線(綾瀬駅−取手駅間)や東海道本線(東京駅−横浜駅間)、東北本線(上野駅−大宮駅間)では各駅に停車する緩行線と緩行線が停車する駅の一部と通過する快速線という2つの路線が存在します。
※上記の例では東海道本線と東北本線の緩行線は京浜東北線になります。

この快速線と緩行線を表現する鉄道用語に、電車線と列車線という単語が使われています。
何故ならば、鉄道の電化が始まった頃は都市部から電化された為、長距離・中距離列車は蒸気機関車に、近郊列車は電車という時代がありました。
中長距離列車は遠方のお客様を速達で運ぶためにいわゆる快速線を、近郊列車は人をさばくためにいわゆる緩行線を走っていた為、その様な言葉が誕生しました。

大動脈である東海道本線・東北本線・常磐線は全て電化されている現在ではピンと来ない言葉ではありますね。

そんなわけで、久々の鉄道ネタ投稿でした( ̄∇ ̄)ノ