mixi終焉の時

ご存じの方も多いと思いますが、ITmediaによるとmixiが招待制ではなくなるとのこと。

実は、以前も、mixiオープン直後の数日間に招待制でない時期がありました。
証拠として、株式会社mixi社長の日記を。(※mixiアカウントによるログインが必要です)
2008年12月11日より利用制限が緩和され、15〜17歳の人間も登録できるようになるようです。

しかし、どうなんですかね?

昨日、電車内で女子大生と思われしき3人が、
「mixiって招待制じゃなくなるんだよね。」
とか
「招待制じゃなくなったら入る価値なくなるよね〜。」
とか
「そうなったらアクセスするの辞めようかな。」
などの話をしていました。

実際、最近は目に見えてmixiにアクセスしてる人が減りましたよね。
直接的な原因かどうか分かりませんが、PC版mixiのインタフェースが変わった時期を境にmixi自体にアクセスする人が減り始めたような気がします。

昔なら、マイミクシィ最新日記を見ずに1日経つと、既読の日記がなくなっていたのに、今は平気で数日残ってる。
これをどう見るか?

mixi社長のインタビュー記事を見る限り、GREEやモバゲー対策ではないことを述べているが、mixiのPV(Page View)が減っている対策が急務であることは危機感を抱いていることと思います。
コミュニティサイトにも流行廃りがありますしね。


10年前は「ご近所さんを探せ!」というサイトが人気だったときもありました。

マップ上に家の位置を登録し、近い人同士で交流しようというコンセプトで作られたサイトであるので、コンセプト自体は現在でも有効だと思います。
紹介文と検索用キーワードを記述してプロフィールを登録し、サークルという名でコミュニティが存在しているので、mixiとやってることはあまり変わってないんですよね。
でも、このサイトは廃れていった。

ユーザインタフェースは、現在も、いわゆるWeb1.0から抜けることができていません。
管理人が1人で運営しており、組織的に利益を上げるという観点が抜けていたとも思えます。
(※当時、管理人がショッピングモールを開設しようと計画していたようですが、ショッピングモールは一度も開設されることなく現在に至ってます。)

その点、mixiは営利組織として運営している為、ご近所さんを探せ!のような廃れ方はしないとは思いますが。SNS自体が飽きられてきている今、どのようにPVを増やす、またはPVを維持するだけの方法があるのでしょうか。

SNSはあくまでも人と人を繋ぐコミュニケーションツールであるので、人と人の繋がりがリアルになった時点で利用価値がなくなるものなのでしょうか。

今後のSNSのあり方、行方、そしてmixiが今後どうなっていくのか気になった、今日この頃でした。

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