世の中は便利になりました。
Windowsをメールサーバとして稼働させる場合に便利なXmailとその付属ツールXMailCFGというものがあります。
最近までずっとサーバを放置状態だったのですが、先週配布サイトを確認したところXMailとXMailCFGがバージョンアップしてあることに気付きました。
普段のXMailとXMailCFGのバージョンアップは以下の通りです:
(1)ダウンロードしたXMailの圧縮ファイルを解凍し、(サブフォルダまで上書きすると今までの設定が全て消えてしまうので)ルートフォルダに存在する実行ファイルを上書き
(2)ダウンロードしたXMailCFGの圧縮ファイルを解凍し、既存のXMailCFGに解凍されたファイルとフォルダを丸ごと上書き
(3)XMailCFGにアクセスし、左下のメニューから「環境設定」→「XMail 環境設定」→(設定に変更がなくても)[この内容で上書き保存]ボタン押下→[今すぐ再起動する]ボタン押下→[サービスを再起動する]ボタン押下でXMailを再起動
(4)XMailCFGにアクセスし、左下のメニューから「環境設定」→「XMailCFG 環境設定」」→(設定に変更がなくても)[この内容で上書き保存]ボタン押下
これで大丈夫なはずなのですが、今回は何か違いました。
しばらくしてXMailCFGのSMTPアクセスログを見ていると、ステータスが[SMTP=ESSL]になっているメールを拒否しています。
一日何度かは不正中継の試みがログに残っていますが、この量は尋常じゃない。発信元を調べてみると、参加しているとあるSNSのサーバからだと分かりました。そういえば、最近一日一回配信されるメンバーズレターが来てないな...って( ̄□ ̄;)!!
そんなわけで、理由を探すべくググってみたところ、XMail 1.24からSSLのサポートが追加された関係で設定ファイルの上書き保存だけではダメみたいです。
・ブログ記事
floatingdays - XMailのSSL対応でSMTP接続できない状態の解消
まさゆき's 日記 - メールサーバーの設定に問題あり
・公式掲示板
XMail 1.24 アップデート時のご注意
「SMTP=ESSL」で切断してしまう現象
どうやら、SMTP TLSをサポートし、その設定がデフォルトで有効になっているからということが分かりました。
もし現状のまま放置すると、さくらレンタルサーバに設置され今回参加していたSNSに限らず、大きいところだと@niftyからのメールまで拒否されてしまうようです( ̄□ ̄;)!!
これを解決するためには、XMailCFGにアクセスし、左下のメニューから「環境設定」→「XMail 環境設定」の「■SSL/TLS 関連の設定」から
CTRL TLS をサポートする (EnableCTRL-TLS)の設定を無効にします。 その後、[この内容で上書き保存]ボタン押下→[今すぐ再起動する]ボタン押下→[サービスを再起動する]ボタン押下でXMailを再起動します。
POP3 TLS をサポートする (EnablePOP3-TLS)
SMTP TLS をサポートする (EnableSMTP-TLS)
数日様子を見てますが、設定変更後はSMTP=ESSLで送ってくるメールが拒否されるようなことはなくなりました。
今回のバージョンアップでXMailがSSL対応になったので、コマンド実行機能 - xmailserver.jpを参考に即席SSLを導入しても良いかななんて思っていますが、これが原因でトラブルになるのも嫌なので、しばらく様子見にしてから新たに記事にしてみようと思います。
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