クローズドなSNSからオープンなSNSへの流れへ

CNET Japanによると、mixi、GoogleのSNS共通規格「Open Social」に賛同とのこと。

今までSNSというと、閉鎖された空間で情報を提供するWeb 2.0という感じでしたが、ここに来てそれをオープンにしようという試みがされ始めてきているようです。

Open Social化に用いられるプロトコルは「RFC 5023」の「Atom Publishing Protocol」です。
理研光学ソフトウェア研究開発本部からRFC 5023の日本語訳が公開されています。

mixiでは既に準拠していると公式サイトのニュースリリースで公表しています。これからはmixiから公開されたWeb APIを用いることで、自分のサイトでmixiに載せている自分の情報を表示したりすることができるようになるのでしょうか。
ただ、mixiによると、ユーザの許可なく無制限に公開されるというわけではないとのことなので、完全なOpen Socialにはならないようです。現在のmixiは、閉鎖された"巨大空間"になってしまったため、犯罪を臭わす書き込みで炎上したりしてますし、完全にオープン化してしまったら更に問題になりそうですしね。

オープンソーシャル化の程度はどれくらいになるかは別にしても、今回のOpen Socialの試みに、MySpace、Friendster、hi5、imeem、LinkedIn、Ning、Oracle、orkut、Plaxo、Salesforce.com、Six Apartと世界の有名な会社が賛同するようなので、今後SNS業界がどのように変化するかは期待ですね。