BIOS復旧までの道(中編)

 これはBIOS復旧までの道(前編)からの続きで書いています。
 
・6月2日 
 朝起きてからメールを確認すべくパソコンの電源を入れました。HDDも回り始め、そろそろHDDがカリカリいってパソコンが起動し始める頃だなぁっと思ってたら...動かない? 電源のLEDもHDDのLEDもついてるのはいいんだけど、普段HDDのLEDが一度消灯する処理に来ているときでも消えない... おかしい。
 リセットしても動かない。こりゃ絶対におかしいぞ。
 仕方ないので、一度電源を落としてみた。そしたら、ビックリ。なんと、電源を落としても電源のLEDがつきっぱなしだ( ̄□ ̄;)!! 一旦コンセントを抜いてマザーボードのコンデンサに溜まってる電気をなくせば電源のLEDは消え、その後はコンセントを再びさしても点灯しないが、また電源投入後オフにすると同じ症状が出る。
 
 電源ONにしてもHDDランプがつきっぱなし。VGA認識画面にならない。電源切っても電源LEDランプがつきっぱなし。
 
 この時点でかなりやな予感がしました。
 朝忙しいときにこの症状でちょっと凹みましたが、自作パソコンだとあるCMOSクリアで直る可能性もあるので、とりあえずマザボの電池を抜き、ジャンパ設定をCMOSクリアの位置で短絡させてから大学に行くことにしました。
 
 帰宅後、試してみてもやっぱり動かない_| ̄|○ 
 
 このサーバが動いてるサーバ用パソコンを使いネットで調べてみるとASUSのマザボは良いコンデンサを利用しているのでCMOSクリアするのに一日かかるものもあるとの記事を読み、早速実施してみることにしました。
 
・6月3日 
 昨日から同じ状態で大学から帰宅するまで放置したのにやっぱり動かない... _| ̄|○ こうなると考えられるのは一つ。BIOSが破壊されてるってことでしょうか(涙)
 
 友人らやネットで情報を集めたところ、BIOSデータを破壊してしまった場合は基本的に諦めるしかないとのこと。マザーボードを購入するにしても1万7千円前後だし痛い出費だ(涙)
 
 何とかして良い方法がないか探したところBIOS復旧業者に出す方法があるのを発見。
 
 今回BIOS復旧に利用した方法がこのBIOS復旧業者に出す方法だったのです。
 マザーボードからBIOSのROMを取り外し、それを業者にROMデータと共に郵送することで、破壊されたROMを復旧する方法です。
 ただ、この方法は自分自身でBIOSのROMを外す作業が必要があり、ROM...すなわち半導体を取り外すことになるので、半導体の足を折らないよう慎重を要する作業になります。また、マザボの種類によってはBIOSのROMが半田付けされているので、BIOSのROMを復旧後その半田付けを自分自身の手によって行わないといけない場合があります。
 
 正直、この方法は乗り気じゃありませんでしたが、それ以外に選択の余地がないのでこの方法を使ってみることにしました。
 
 (後編に続く)