国際テレックスサービス終了へ

 ケータイWatchによると、KDDIが国際テレックスサービスを来年5月までにサービス終了するとのこと。
 
 ポケベルを知らない世代にとってはテレックスはなおさら知らない予感ですか?(笑)
 
 テレックスとは、電話機にタイプライタをつけたような機械を使い、文字を送受信することができます。
送信元のテレックスは相手のテレックスがある電話番号を掛け呼び出しします、通話状態になったら、タイプライタを使って入力するか、あらかじめ記録しておいた紙テープを使って文字情報を送信します。これにより、郵便でしか文字をやりとりすることができなかった時代でも、文字情報を素早く送信することができる仕組みでした。
 
 テレックスはドイツでサービスが開始され日本にも導入されましたが、最初のうちはアルファベットのみでした。その後、漢字にも対応するテレックスが開発され、一時期はかなりの利用があったようですが、FAXの普及や現在簡単に文字情報が送受信できるインターネットなどがある現在にはすでに時代遅れの通信サービスとなってしまったようで、このたびKDDIは国際テレックスサービスを停止する決断に至ったようです。
 
 最近、ポケベル、PHS(アステル系列)、テレックスと最近まであったメディアが次々とサービス停止の方向で向かっていますね。それ以外の通信手段により便利になったという証である反面、ちょっと寂しい気もします。
 
 誰か、テレックスサービス続けてください!(何)