自販機に無線LAN機能

 毎日新聞によると、ホーキングが名古屋市内の自販機に無線LAN機能を取り付けるとのこと。

 とうとうユビキタス社会に向けた取り組みが社会にも浸透し始めましたね。

 ホーキングが管理している15万台の自販機にADSL回線を敷き、半径50m以内では無料でインターネットが出来るサービスをするようです。さらに、自販機で音楽や電子書籍を購入でキスサービスを行うようでかなり本気で取り組むらしいです。

 記事を見る限り本当に無料でサービスをするつもりらしいですが、これはもしかしたら凄い便利になるかも知れませんね。そのうち、家から50m以内にホーキング管理の自販機があるエリアは家にADSLやら光ファイバ敷かなくてもインターネットができるというかなりおいしいものになるのですかね?
 今後に期待。

 でも、ちょっと不安なのが無線LANを使用してることでの混信です。
 無線LANを利用してる方で、ある日突然通信ができなくなったというトラブルに巻き込まれた方がいらっしゃるかも知れません。その原因の一つに、狭い範囲で複数の無線LANスポットを立ち上げたことがあります。同じ帯域を同じように使用とすると混信が発生する訳です。
 音声通話なら多少の混信はうざいだけで済みますが、データ通信で混信が発生すると、それは通信不可能を意味します。しかし、電波は見えないので非常に原因が特定しにくいのですね。

 自販機を設置されたから、または、自販機が最新のものに交換されてから家で無線LANが使えなくなったという苦情が来る可能性も考えられますね。

 しかし、自販機の例でなくても、無線LANが一般的じゃない今だからこそこの様な問題が発生してないわけで、今後無線LANが普及し出すと洒落にならない割合で混信トラブルが発生しそうですね。

 そのためにも、今後の無線LAN規格には混信トラブルを極力抑え、大人数が使用可能な電波方式を開発する必要があると思います。

 来るべきユビキタス社会に向けてIEEE802.11xの規格には頑張ってもらいましょう。